top of page

嬉しい悩ましい かぼすの出荷

更新日:5月31日

( おもとの丘奮闘記 ㉕ )



ご注文をたくさんいただいております

 おもとの丘では、今年は8月8日から出荷を開始しました。農園としては昨年からの出荷なので、今年で2年目

 となります。

 おもとの丘の販売法はインターネット通販を主体に考えておりまして、昨年よりサイトを増やして現在6社、ま

 た、「ふるさと納税」や今年から郵便局の「ふるさと小包」も始めました。その他、電話やFAX、直接買いに見

 えられる方もおられます。



ご好評をいただいています

 かぼすの鮮度につきましては最も注意を払っておりまして、当日あるいは前日に収穫したかぼすを選果、箱詰めし

 ます。その際、迅速かつ丁寧を心がけて、消費者の皆さんにピチピチのかぼすをお届けしようと、毎日スタッフが

 頑張っています。



嬉しいお便り

 ネット通販サイトの通信欄に、ご意見を書いて送ってくださる方がおられます。以下、何点か紹介させていただき

 ます。


 (老人ホームの調理師さん)

   職場のイベント食で、かぼすを使わせていただきました。(かぼすうどん:写真つき)老人ホームなので、

   「お婆ちゃん、お爺ちゃん達にはあんまりかな・・・」と不安が大きかったですが、かぼすを余すことなく

   頬張って噛んで器に戻した跡があり、私もとても嬉しかったです。職員も含め皆がかぼすを堪能して、「美

   味しかった!汁まで飲んだよ!」と言ってくれました。本当にありがとうございます。

                           (おもとの丘:こちらこそありがとうございました)


 (男性)   

   久しぶりにかぼすをギュッと絞って、焼酎、もずく、サラダといろいろと使っていただきました。

   良いですねえ、かぼす、最高です。

                           (おもとの丘:涙が出そう)


 (女性) 

   本日かぼすが届きました。

   さっそくとんかつにたっぷり絞って美味しく頂きました。かぼす7,ソース1、からし2くらいのバランス

   で本当にさっぱり、すっきりでした。他にも美味しい食べ方があったら教えてください。

                         (おもとの丘::この食べ方は初めてです。試してみます。)


 (女性)  

   さっそくかぼす酒を作りました!(写真つき)

   とても立派で綺麗なかぼすをありがとうございます。残っているかぼすは生かぼすハイにして楽しもうと思い

   ます!皮の活用法でおススメありましたら是非教えてください。

                            (おもとの丘:かぼす胡椒などどうでしょうか) 

 

 (男性)

   かぼすを初めて使って。

   元々、出身が徳島でスダチの文化になれていました。今回、縁があってかぼすを使ってみました。小さめのみ

   かんくらいの大きさで、刺激も少なく、料理の素材の味を邪魔しないので、使い勝手がいいです。一部を晩酌

   用に1/6位にカットして冷凍しています。当日使う分は、カットしてタッパーしてます。在庫の減り具合を

   見て、最終販売までには追加注文をしようかなと思います。

       (おもとの丘:ありがとうございます。かぼすはまろやかな酸味で料理の素材を活かします。) 


        皆様、本当にありがとうございます。スタッフ一同感涙にむせんでおります。 



困ったなあ、悩ましいなあ

 注文もたくさんいただき、バリバリ出荷しようと頑張っていますが、一部困った問題も生じています。


(「香美の川」の肥大が遅れている)

  今年から種なし(種の少ない)品種の「香美の川(かみのかわ)」を出荷しています。8月初めの出荷開始以来

  好評でご注文も多いのですが、肥大が遅れ、出荷する果実がだんだん小さくなっています。





(香美の川)


これでもMサイズはあります。


もともと、通常のかぼす(大分1号)よりも

小さく、75gくらいで収穫しますが、その

基準の大きさに達しているものが少なく、収

穫に大変時間がかかります。


スタッフ一同、早く大きくなれ~と祈ってい

ます。





(「大分1号」の巨大化とかいよう病)

  一方、種のある通常品種「大分1号」にも課題が生じました。勢いが強い樹は花の着きが少なく、1個1個の

  かぼすが大きくなりすぎるのです。出荷の箱は2kgと5kgがありますが、2kg用の箱に詰めると蓋が閉まら

  なくなります。大きくなりすぎると、青果(生食用)ではなく、加工原料行きになります。


  かいよう病は、かぼすにとって一番恐ろしい病気です。




(かいよう病)

 


 おもとの丘の一部の圃場で、かいよう病が発生

 しています。

 この病気が出たかぼすは出荷できません。

 


 付着している白いものは、炭酸カルシウム

 (クレフノン)で無害です。







大分1号はあまり大きくなりすぎず、かいよう病にもかかっておらず、色ムラの少ない果実を探すのに

苦労しています。 



  大変嬉しい反響と、悩ましい現実。まさに一喜一憂。

  今年できることは逐次改善し、来年はあ~しよう、こ~しようと若いスタッフと話しています。

  

  人も「みい~んな悩んで大きくなった」のです。

  おもとの丘も悩んで大きくなります。


                                     ( おもとの丘の長老 )

閲覧数:54回0件のコメント

Comments


bottom of page